コラム

 公開日: 2017-02-07 

老後に広い家は要らない!? 適切な住まいの広さ

部屋数も多く、広々とした住まい。多くの人が憧れを抱くとおもいますが、将来を考えた場合はどうでしょう?

子どもが巣立ち、自分たちが高齢になると思うように家の管理ができなくなる可能性もあります。

夫婦二人になった場合、どのような住まいが適しているのか見ていきましょう。

子育てを終え夫婦二人になると生活スペースは集約される

「子育て世代」という言葉があるのをご存じでしょうか? 
この子育て世代は、年齢的にはいくつぐらいの人が当てはまるのでしょう?

「国民生活白書」では、「統計上の制約等から、子育て世代を年齢層として捉えなければならない場合、便宜的に20~49歳とする」としています。
そうすると、これも便宜上ですが、50代以上は「子育て」を終えた世代と言えるかもしれません。

50代、60代を迎え、お子さんが独立して家を離れると使わない部屋が出てきます。夫婦ともに元気なうちは、子ども部屋をそれぞれの寝室にしたり趣味の部屋にしたり活用することができます。
しかし、年齢を重ねると互いの気配を感じられるよう、また階段の上り下りを避けて1階のリビングのそばの和室を夫婦の寝室にするなど、生活スペースが集約されていきます。

このように、家の中の生活範囲が狭くなるなど、誰も立ち入らない部屋が増えると防犯面でも不安が出てきます。

夫婦二人暮らしに必要な広さは?

上記のような理由から、お子さんが独立した後「住み替え」を考える方が多くいらっしゃいます。

では、老後の「夫婦二人暮らし」に適切な住まいの広さはどのくらいなのでしょう。

もちろん、その人その人のライフスタイルがありますから一概に○坪、○平方メートルとは言えませんが、「住み替え」の候補としてワンフロアで生活ができるマンションをお考えになる方もあり、広さとしては2LDK、3LDKほどのコンパクトな間取りで生活動線を短くするケースが増えています。

広い家が重荷になることも考える

こうして考えてみると、家を設計するにあたっては、将来、広い家が重荷になることも考えておく必要がありそうです。

ここ数年は、お子さんたちが独立された後、2階建ての家を平屋にする「減築」なども注目されています。
減築して平屋にすることで掃除機を持って階段の上り下りをしなくてすむ、掃除する面積が減るといったことがメリットとして考えられます。
床面積や部屋数が減ることで冷暖房などの光熱費をおさえたり、固定資産税を減額することもできます。

先々のことも考え、必要な広さや部屋数を十分に検討すること、また、将来の変化に対応できる可変性を備えておくことも大切だとおもいます。

この記事を書いたプロ

梅原材木店 [ホームページ]

一級建築士 梅原郁夫

茨城県日立市東多賀町2-12-6 [地図]
TEL:029-433-0034

  • 問い合わせ

このコラムを読んでよかったと思ったら、クリックしてください。

「よかった」ボタンをクリックして、あなたがいいと思ったコラムを評価しましょう。

0

こちらの関連するコラムもお読みください。

次のコラム >>
最近投稿されたコラムを読む
セミナー・イベント
 
このプロの紹介記事
茨城県日立市の一級建築士 梅原郁夫さん

一級建築士、そして住宅耐震診断士だから造ることのできる家(1/3)

 “一生ものの家”といううたい文句を目にすることがありますが、それはどの位の年月か考えたことはありますか?そして現在、私たちの多くは30年ほどで建て替えが必要な家に住んでいるのではないでしょうか? 「私どもの建物に対する基本的な考えは、...

梅原郁夫プロに相談してみよう!

朝日新聞 マイベストプロ

構造部分をもっとも大切にし、一生住み続けられる家を造る

店名 : 梅原材木店
住所 : 茨城県日立市東多賀町2-12-6 [地図]
TEL : 029-433-0034

プロへのお問い合わせ

マイベストプロを見たと言うとスムーズです

029-433-0034

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

梅原郁夫(うめはらいくお)

梅原材木店

アクセスマップ

このプロにメールで問い合わせる
プロのおすすめコラム
暑さ対策としての欄間・高窓
イメージ

暑さ対策としての欄間・高窓夏の暑さ対策として、新築時もしくはリフォーム時に、夏場の風向きを考慮した欄間...

老後の住まいは適切な採光で明るさを確保!

日射しが差し込む明るい住まいにするためには、採光について考える必要があります。立地条件によって、南向きであ...

[ 老後の住まいと間取り ]

老後を見据えた家づくりのために新築時からできる工夫

家を持つと、そこから長いお付き合いが始まります。自分たちが年を取ったときのことも考え、長く、安心して住める...

[ 老後の住まいと間取り ]

天窓(トップライト)
イメージ

天窓(トップライト)外光を室内に取り入れるために天窓を付ける家がありますが、ここで注意して頂きたい点が...

木ではないのに、ウッドデッキ
イメージ

最近、お客様からウッドデッキ増設のご依頼を頂いています。さて、このウッドデッキ。無垢の木を使い、それに...

コラム一覧を見る

人気のコラムTOP5
コラムのテーマ一覧
スマホで見る

モバイルQRコード このプロの紹介ページはスマートフォンでもご覧いただけます。 バーコード読み取り機能で、左の二次元バーコードを読み取ってください。

ページの先頭へ